森山大道は自分が最もかっこいいと思う写真家の一人だ。一番好き。この「写真よさようなら」は有る意味タイトル通りの内容なんだけど、とにかく粒子がジャリジャリいっていて、荒れていて、ボケている写真の数々。

 

被写体もどこまで内容が有るかどうかはよく解らないんだけど、とにかく混沌としていてかっこいい。元々は記録媒体として、ドライで観察的で写実的でなくてはいけない「写真」という表現方法においてこの作品は確かに写真と決別してんのかもしんない。被写体も何がなんだかとにかくこの人の超個人的な琴線に触れた物が写っているだけのような気がする。

 

なんつう難しそうな事はどうでも良くって、ガキの頃はこれはHipHopの連中がSP1200という古いサンプラーでソウルやJAZZのレコードをサンプリングしたジャリジャリ感とおんなじような感じだなーと思っていた。なんていうか、ふとした瞬間ぐっと来て、それをノイズまみれにフィルタリングしたら益々ぐっと来た、みたいな。

 

実は最近再発バージョンが出ていて、この記事の画像の方はオリジナルの方。印刷具合が当時の物の方が全然いいんだけど、オリジナルは非常に高価だから見つけるのも買うのも大変だと思う。ちなみに自分は持ってない。

 

再発バージョン買うぐらいなら、森山大道ご本人のサイトでオリジナルのをFLASHで見れるからそちらを見た方が雰囲気は伝わるような気がする。と思ったけど現在はリニューアルかかっていて見れない・・・。残念。

 

この人って写真で突っ張ってみるって事を始めてやってみた日本人なんじゃないかと思うんだけど、とにかくかっこよいので大好きです。